性病検査の内容と検査を受けるタイミング

血液や分泌物から病原体を探す

性病にかかっているかどうか判断するには、血液や喉の粘膜、男性では尿、女性ではおりものを検査します。

血液中の成分の中には、性病にかかったときに増えるものや減るものがあります。それらの成分の数値を調べることで、性病にかかっているか判断できるのです。血液検査では、HIVやクラミジア、梅毒、ヘルペスB型肝炎やC型肝炎のチェックが可能です。

性病の検査では、喉粘膜の採取もされます。クラミジアや淋病は、喉に感染、発症する場合があります。

カルポーターという医療器具で喉粘膜を擦り、採取した粘液の成分や状態が分析されます。

尿も血液と同様、含まれている成分を分析します。尿検査で判別できるのは、クラミジアや淋病です。女性の場合、尿ではなくおりものの検査が行われます。

また、女性の場合、膣内の粘膜を綿棒のようなものでこすり、分泌物を採取する場合もあります。膣内の分泌物で判別できる性病は、膣炎やカンジダ、トリコモナスです。

いずれの検査も大きな痛みや辛さはありません。性病の疑いがあったら、病院で検査を受けましょう。

病原体を検出するには検査を受けるタイミングが大事

性病には潜伏期間があり、感染して繁殖するまでに時間がかかるものもあります。そのため、感染が疑われる行為の直後に検査を受けたとしても、菌が検出されない場合があるのです。

検査を受けるべきタイミングは、性病の種類によって異なります。たとえば、日本で最も感染が多いとされるクラミジアは、不安を感じる性行為を行って2日から3日目がベストタイミングです。

クラミジアは感染力が強い一方で、自覚症状が現れにくいのが特徴です。不安があったら上述のタイミングで検査を受けましょう。女性の場合、発見が遅れると、不妊症や子宮外妊娠が起こる恐れがあります。

淋病も、感染が疑われるできごとのあとから2日か3日経ってから検査を受けるのがベストです。

淋病は、男性だと尿道から膿が出たり、排尿中に病変に気づいたりするケースがあります。しかし、女性の場合、自覚症状が少なく、自分で気づくのは困難です。

性器カンジダ症は、必ずしも性行為が原因になるとは限りません。症状があらわれてから検査を受けるのが基本です。

HIVは、感染から3週間で喉の痛みや風邪のような発熱が起こります。梅毒は感染から4週間で、しこりやあざがあらわれます。このような症状が見られたら、病院を受診しましょう。

症状が見られたらすぐに病院にいく

10代、20代の若い世代で、クラミジアや淋病などの性病に罹る人が増加しています。

性病にかかると、排尿時に痛みを感じたり、性器のにおいが強くなったりします。また、男性の場合は陰茎の先端から膿が出る場合もあります。女性は、おりものの量が増えるのが特徴的な症状です。これらの症状が見られたら、性病を疑う必要があります。

性病はデリケートな問題なので、病院に行くのに抵抗を感じる人も多いでしょう。しかし、大切なパートナーに感染させてしまわないよう、早めに専門のクリニックや泌尿器科、性病科などで診察を受けましょう。

病院で検査を受ける場合、血液や尿、膣分泌液の採取など、より専門的なことが行われます。そのため、検査費用は8千円から1万円前後が平均です。症状が出ていない場合、検査費用は保険が適用されないので注意してください。

病院で検査を受ける以外にも、検査キットを購入するという方法もあります。検査キットの価格は、3千円から3万円前後です。

クラミジアや淋病は、症状が軽いと、自分で感染に気づくのは困難です。不特定多数の人と性的な関係をもつと、性病にかかるリスクが高まります。

性病にかかるのは恥ずかしいことではありません。性病かもしれない、と思ったら、早めに病院を受診したり、検査キットを使ったりして対処しましょう。

感染を広げないために性病の疑いがあったら必ず検査を受ける

性病は誰でもかかる可能性がある病気です。

クラミジアや淋病などの病気は多くの場合、3日から7日の潜伏期間を経て、症状を引き起こします。

性病の検査は、排尿時の痛みやおりものの異常、また、陰茎から膿が出てくるなど、目に見える症状が出ている場合は保険適用となります。健康保険が適用される場合の費用は、安くて3千円から5千円です。病気の種類や検査内容によって、多少の違いがあります。

症状が出ていない状態で性病の検査を受ける場合、保険は適用されず、費用は自己負担となります。

また、性病の検査キットを購入することもできます。

性病を防ぐために、性行為の際は必ずコンドームを着用しましょう。また、大切なパートナーに感染が広がらないよう、性病の兆候があったら早めに病院を受診しましょう。